ビックリして酔いもさめる<前編>

仕事帰りに「軽く一杯いきますか」ってことで、駅ビル内の海鮮系飲み屋へ。駅ビル内飲食店てのは雪隠が店内になくて、各フロア共同ってパターンが多いですよね。この店もそう。もよおすたびにイソイソと出て行かなくてはイカン。酔っ払ってくると近くなるし回数も多くなる。でも雪隠まで遠いから面倒くさくってギリギリまで我慢しちゃうんだよねぇ。
ところで、昨日は極めてディープな仕事の話をしながら飲んだんですが、なんだか隣に座っているおやぢ(十八番は【無法松の一生】なので、これから−度胸千両−と呼びます)の様子がおかしい。体がグネグネと変な動きをしてるし、心なしか顔色も悪いような。



川中「大丈夫ですか、度胸千両さん。なんか動きがおかしいですけど」
度胸「ご、ごめんなさい…あの、その、話の途中で申しわけないけれど、ちょ、ちょっとトイレにいってもいいですかね…」
部長「なんだ、顔色悪いぞ〜 ガマンし過ぎだよ〜 早く行ってきなさい」
川中「トイレくらいスパッと行きんしゃい」
度胸「ス、ス、スイマセン。席を立つタイミングを失っちゃって。あの、トイレはどこですか?」
部長「右側だよ。すぐだよ、すぐに見つかるよ」


そして度胸千両は席を立った。それからすぐ、大層慌てた様子で店員さんがアタシたちのテーブルへやって来てこう告げた。


店員「先ほど席を立たれたお連れ様が店先で倒れられました!」
一同「え"?! 倒れた?!」
店員「ちょっと一緒に来ていただけますか?」
一同「は、はい」


度胸千両氏に一体何が起こったのか?! ま、 まさか急病?!

というわけでモッタイつけて明日へ続く(爆)