ダンディ VS セクシー

先日、社内としては割りと大きな規模の会議に参加。夜はモチロン懇親会。健康センターで風呂付きの宴会。懇親会では舞台の上で決意表明をさせられたり、お酌に回らされたりでヘロヘロ。主だったところをピンポイントでまわったつもりだったんだけど、それでもやっぱし疲れます。一巡して【そんな夕子】な部長と【第2国道】係長のトコロに戻った時にはもうぐったり。で、ようやく緊張の連続だった懇親会が終り、それぞれが気のあう仲間と2次会へ。


―あのおっさんとも飲みたいなぁ。金離れよさそうだし。
うーん、でも義理もあるし、今日くらいはあっちのおっさんに付き合わんといかんか…
さっきも散々からんできたもんなぁぁぁぁぁ
だーけーどさー、やっぱしわれらがボスのチームに参加するのが筋ってもんだよなぁぁぁ―


思案橋ブルースの果て、結局は無難に【そん夕】部長の側に走りよる川中。


川中 「部長、決めました。今夜もこのチームにお供します!」
部長 「決めましたって何ですか。そんなの当たり前でしょう。まさか他のチームと飲もうとしてたの?」
川中 「そこが渡世人のつれーところで、義理人情なんてーしがらみがありましてね」
部長 「なにがしがらみだよ。罰としてこの2次会は川中クンが幹事ね、ね、決まり」
川中 「ねっ、て……(なんでアタシが幹事なんだよ、バカヤロ)」


仕方ないので懇意にしている店へみんなを連れて行くことに。ところが、歩き始めた時には5人だったはずなのに、どこでどうなったのか店についたら10人になっている。その中には「合同カンパやろうぜおやじ」の姿も。普段、【そん夕】部長と「合同カンパやろうぜおやじ」ってのは飲むことはないんです。今夜はその2人が2次会で一緒。うををを、これってもしかして異種格闘技?! きゃあ、コワイ。

店に入ると早速、乾杯。カラオケ歌いますかって雰囲気になったところで、【そん夕】部長が「合同カンパおやじ(以下、ほんとは略して合○ンさんと呼びたいところではあるが、なんとなく気が進まないのでアレボ*1と呼びます)」にちょっと気遣いを見せる。

部長  「アレボさん、なんか歌ってくださいよ」
アレボ 「おれ、カラオケは苦手なんだよ。音痴なんだよ、音痴」
部長  「なんならデュエットとかでもいじゃないですか」
川中  「そーだよ、歌声を聞かせてよアレボちゃん。ママと歌えばいいじゃん」
アレボ 「じゃ、お言葉に甘えてカマナカ姐と歌うかなぁ。まっまぁぁ〜アマン入れちゃって、アマン」


つか、カラオケ苦手な人が「じゃあ、お言葉に甘えて…」なーんてのたまいながら、「アマン」なんてセクシーな曲を、本も見ないで選択しますか。しかもアタシが歌えるかどうか聞きもせんと。まあ、そらエエけども。で、実際に歌ってみたらばセクシーでとっても上手いんだわ、アレボおやじってば。このセクシー路線爆裂な「アマン」が【そん夕】部長に火をつけた。
いざ、「ダンディ(部長)VSセクシー(アレボ)」のカラオケバトル開始!!


部長  「カマナカクン、僕も歌いたい、僕も」
川中  「そーですよ、セクシーに負けてらんないですよ。歌えばいいじゃないですか」
部長  「あのさぁ〜一緒に歌ってよ、一緒に」
川中  「じゃあ大阪でもやりますか、大阪」
アレボ 「いーよねあの歌。よし決めた! マッマ〜! 姐さんとオレが歌うからふたりの大阪入れてね〜」
部長  「違うよ、ぼ、僕が、僕が歌うんだよ。ねーカマナカ」
川中  「つか、どっちでもいいですよ(アホだこいつら)」
部長  「どっちでもいいってことないでしょ、ママ、マイクこっちね」
アレボ 「どっちでもいいって言ってんだから、オレでいいじゃんか」
部長  「(号泣)」

★ふたりの大阪⇒セクシー&カマナカ


部長  「じゃ、気を取り直して。あのほら、アレいれてよ」
川中  「なんですか?」
部長  「なんだっけ、夜の札幌〜♪」
川中  「ああ、北空港ね」
部長  「(にんまり)それそれ」

曲が始まって立ち上がろうとした部長を優雅な動きで制してアレボがマイクを奪いとる。

★北空港⇒セクシー&カマナカ


一時が万事その調子で、かわいそうな部長は歌えないまま万策尽きる。「もーこうなったら仕方ない!」とやけくそになった部長は、テレサ・テンの「つぐない」をデュエットしてくれと泣きついてくる。そんなデュエットってありですか。流石にこれには割り込んでこないセクシー・アレボ。つか、デュエットにこだわらなくてもいいと思うんだよなぁ。個人競技でいいんでないかい。
この勝負、テレサを出しちゃったところでレフェリーストップ。【そん夕】部長の6ラウンドTKO負け。をを、かわいそうに。

*1:アレックス・ボールドウィンに似ているので