あらら、

2005年もあっちゅー間にこんなに日にちが経過。
いまさらなんですが…みなさま、本年もよろしくお願いいたします(爆)

挨拶もそこそこで早速なんですけども、送別会をやりました。このたび無事に定年を迎えたおっさんの。
1次会はなんの問題も無くさわやかに終了。そいで2次会は送別される当人の希望によりカラオケボックス。だけど、いつもは歌なんかとは無縁なんですよね、この送別されちゃうおっさんてば。だから、2次会どうしますか? の問いに

「カラオケ行きたいです。できればボックスがいいんですが…」


なんて答えが返ってきて、一同???マークで頭がいっぱい。でも当人がそういうんでボックスへGO。


カマ 「せっかくなんですから、なんかお願いしますよ」
そん夕「そうですよ、●●さん。歌いましょう、今宵はおおいに歌いましょう。デュエットだったらカマナカ貸しますし」
カマ 「アタシャぶちょーのなんなんですか。でも貸し出しされちゃいますが、ご希望とあらば」


するとろくに返事もせんと、おもむろに何かを取り出すこのおやじ。


カマ 「は? なんすか、それは? オカリナですか??」
おやじ「そうです、オカリナです。趣味なんですよ、コレ(以下、このおっさんをオカリと呼ぶ)」


聞けばそのオカリナ、自分で作ったものらしい。更に聞けばMY窯まで持ってて販売までしているとか。更に更に、それがすこぶる好評らしい。


オカリ「じゃ、一曲演奏させていただきます」


―をいをい、勘弁してケロ。オカリナかよ、オカリナ。それでカラオケボックスっちゅーことですかぃ


そして、しーんとしずまりかえったボックスにオカリナの音色が響き始める。曲は「コンドルは飛んでいく」。ところがこのオカリナ、馬鹿騒ぎばかりしているアホ女の心に、なんかじぃぃ〜んと染みちゃったんだな。いいですねぇ、綺麗な音色は。一服の清涼水のようです。けがれてないって素晴らしい。びば! おかりな。そして曲は静かに終了。思わず、ホントに思わずというかんじで拍手してました。オカリナ わんだほー! で今度は無性にオカリナが吹いてみたくなったカマナカ。


カマ 「あのあのあの…迷惑でなければちょっと吹かせてもらえるとうれしいです」
オカリ「簡単ですよ。リコーダーの要領です。是非どうぞ」


そしてオカリナを借りて音階を吹いてみる。オカリ〜の年季の入った音色に比べたら哀愁がないのは仕方ないにしても、音は綺麗に出た。今度はそれを見た度胸千両*1が僕も吹きたいと言い出し、そうなると第2国道係長*2も、そん夕部長も、みんなが貸して貸しての大騒ぎ。グルグルと回し吹き。お"え"ぇぇぇぇぇ…なんか後から考えると気持悪い。で、ようやく一巡したところで課長(日記初登場です、この課長)が、


課長「あの、僕ね、もらい泣きが歌いたいんです。オカりーさんもらい泣き吹けますか?」


―おやじのくせに「もらい泣き」歌うんかい。あんたはカウンターテナーかい


オカり「ああ、いい曲ですよね。途中つっかえちゃうかもしれないけど、できると思いますよ」
課長 「うわあ、それはうれしいなぁ! お願いできますか? 1番だけでもいいですから」


(↓ひそひそ話↓)
そん夕「もらい泣きってなんだ、もらい泣きって」
カマ 「もらい泣きはもらい泣きですよ。だっけど歌えるんかいな、課長のやつ…」
そん夕「教えてよ〜 ねーねー、誰の歌なの?、ねぇ、誰の?」
カマ 「もーしつこいですよ。一青窈です」
そん夕「は? ヒトトヨウデス? どこで区切るの? ハナトコバコの親戚? え? 人間? 名前だよね? それ」
カマ「うるさいですよ、ぶちょー、ともかくいい曲なんですから、だまらっしゃいな」


そして課長とオカリーの「もらい泣き」がスタート。ところがさっき感動を巻き起こした「コンドルは飛んでいく」とはぜんぜん違う。ともかくひたすら気味悪い。オカリナの音色は綺麗ですよ、だけど課長の歌声がいけません。まるでおばけの「ひゅ〜どろどろ」。さっきまですごくいい気分だったのにいっぺんで台無し。


(↓ひそひそ話↓)
そん夕「これはこういう歌なのかよ? さっきすごくいい歌だって言ったよな、確かに言ったよな」
カマ 「はあ…だけど今宵のもらい泣きはちょっといだけませんやねぇ…」
そん夕「こりゃ気持悪いよ、何考えてるんだ、課長のやつ」
カマ 「多分なんも考えてないと思いますケドも」
そん夕「だよね、おかしいよ、アイツ。あーなんか気分悪くなってきた」



世にも気味悪い、拷問にもひとしい「もらい泣き」がやっと終り、その後はまた名曲演奏。お酒を飲むことも忘れてミニコンサートを楽しんだひとときでございました。そして帰り際、オカりーからオカリナを購入する約束をして別れたのでした。
たまにはこんな飲み会も悪くないなぁ。

*1:十八番が無法松の一生 〜度胸千両入り〜 なので

*2:十八番が夜霧の第2国道なので