電車の中の懲りない面々

少し前にじゅびさんの掲示板で電車通勤の話題が出ていて、昔を思い出しました。現在は車通勤にしておりますが、かつての通勤経路は東横線相鉄線
自宅最寄駅の学芸大学を朝6時30分の下り各駅電車に乗ると、エラクすいてて、でもって、乗ってるメンバーはいつも一緒なんで、様々な人間模様がありましたっけ(笑) その中でも特に鮮明に記憶してる話をひとつ。

ガイジン「コニチワ。僕は働いています。でも、会社のみなさまと話がアイマセン。どうぞニホンのみなさまのこと教えてください」

いつも新丸子から乗ってくるガイジンさんに、いきなり話し掛けられる。そしてその日から毎朝、ニホンのブンカを教えるハメに。

ガイジン「アナタは正月何してますか?」
カマナカ「初笑いと称して寄席に行きます」
ガイジン「ほわっといずヨセ? ヨセ?」
カマナカ「てんつくてん♪ てんつくてん♪ あっははは〜 ジャパニーズトラディッショナルわはは〜ですイズ」
ガイジン「??????????」
なにを尋ねられてもそんな調子なので、ガイジンさんはとうとう電子辞書を購入。それでも簡単に英訳できない単語ばかりを話す川中にガイジンさんは困った様子。いや、別に、いじわるのつもりで「お好み焼き」とか「どらえもん」とかいったわけじゃないんですよ。
ところで、その様子をいつも遠くから眺めていたおやじがいたんですが、ある日

おやじ「お嬢さん、おはようございます」
川中「はあ、おはようございます」
おやじ「いつも一緒ですね」
川中「はあ、そうですね、そういえば」
おやじ「いつも新丸子から外人さんが乗ってきてお嬢さんにからんでますよね?」
川中「はあ。からんでいるというか、なんというか」
おやじ「毅然とした態度で断った方がいいですよ。なんなら、毎日ご一緒してあげましょうか」
川中「(アホか、オマエ) ? いや、でも…」
おやじ「まあ、とりあえず今日のところは隣にいますよ。そうすればきっと来ませんヤツは」

それをきっかけに、今度はおやじからラブ攻撃の開始。まったく、変態じじいめ。ガイジンさんのほうが清く正しいぜよ。結局、車両を大幅に変更し、おやじともガイジンさんともおさらばした川中でございました。

世の中色んな人がいるもんですね、ハイ。電車通勤の色んな思い出話、機会がありましたらばまた書きますわ。