新入社員歓迎会

新人君の歓迎会をやりました。彼のために集まった部員は20名。毎度おなじみの宴会命の部長付(今後はあだ名をクチビルにします=酒飲むとクチビルが紅でもさしたように真っ赤になるからです)や【そんな夕子】な部長、度胸千両(リハビリ中)にゴケゴロシ、第2国道係長も参加。幹事はモチロン、カマナカであります。
でもでも、お祭り騒ぎは大好きだけど、その日はなーんかいつものお祭り系宴会が胃もたれ気味な感じ。なので


「今日はゴケゴロシ君と新人君と一緒にしっぽりいくべ」


そう心に決めていた川中。でもって、出だしは計画どおりでなかなかヨロシかった。トコロがドッコイ、30分もすると、【そんな夕子】な部長や度胸千両がわらわら集まってきて、結局はいつもの騒がしい宴会に(涙) しかし、幸いにも「飲み放題」というシロモノにしていたので時間制限というものがある。


店員 「幹事さん、そろそろお時間ですが、ラストオーダーは?」
川中 「待ってましたよ店員さん。そろそろもなにも、少しばっかり早くたっていいから終りにしましょう」
店員 「いいんですか? まだ若干のお時間がありますが」
川中 「よろしいがな、よろしいがな」


宴会を強引にしめる川中。そしてみんなが宴会場から出ていくのを握手なんぞしながらにこやかに見送る。ようやく見送りが終わって席に戻ると【そんな夕子】な部長とゴケゴロシ、新人君の3人が残っていた。


川中 「部長どの、会計バッチリ終了しました! ども、お疲れ様でした」
部長 「いや、ドーモごくろうさんでした。で?」
川中 「で? とは何ですか、で? とは。なにか続きの言葉でもおありで?」
部長 「いや、その、なんだな」
川中 「意味がわかりません。ゴケゴロシくん、新人君、2次会行きますか? ゆっくり飲み直そうよ」
ゴケ 「いいっすね、行きましょう、カマナカさん。なぁ、新人くん」
新人 「ハイ! 稽古つけてください」
部長 「ぼ、ぼくは…? ぼ、ぼ、ぼくは???」
川中 「もー、しゃーねーなぁ。じゃあボクちゃんも行きますか?」
部長 「冷たいよぅぅぅ。カマナカくんはいつも冷たいよぅぅ。僕には冷たい、とっても冷たいぃぃ ブツブツ・…」
ゴケ 「つか、わかりましたよ、じゃaあ部長も行きましょうよ」
部長 「じゃあってなんだよ…じゃあってのは…(涙)」


かくして商談成立。揃って店を出た4人。ところが入口で第2国道係長を始めとする飲み助仲間が待ち受けていた。みんな好きだよなぁ(つか、アタシもか)。結局、しっぽりとはいかず8名で2次会突入。1次会の飲み放題でしこたま飲んでいたので、雰囲気としてはいつもの3次会に相当する感じ。でもだからって、みんなぶっちゃけすぎですよ。大人なんだからわきまえましょうよ(その詳細はとても書けません)。そんな中、彼女いない歴5年だという新人君に合コンを頼まれる川中。

川中 「ねーねー、年上でもかまわないの?」
新人 「ええ。もう愛があれば年なんて関係ナイッス」
ゴケ 「つか、カマナカさん、いつから年下OKになったんですか?」
川中 「いや、アタシは未だに駄目よ。新人くんに友達を紹介するだけだってば」
ゴケ 「だって、そしたらぁ、カマナカさんも合コンに参加するんですよねぇ? 耐えられるんですか?」
川中 「…セッティングだけして帰りますよ。帰りますとも」
部長 「カマナカ君、部長としての命令だけどね、紹介する前に面接会を開催させてくれよ」
川中 「なんですか面接会って」
ゴケ 「やらしいなぁ、部長。みえみえじゃないですか、シタゴコロ」
新人 「ホントですよ。ひどいなぁ、部長って。ダンディでかっこいいなって思ってたのに。ガックリです」
部長 「ち、違うよ。ちがうってば。僕は君が心配だから面接するんだよ」
川中 「くわあっ! 出たな、お毒見仮面! このスケベ部長め」
部長 「違うよ、違うよ、違うよぅぅぅぅ。な、なんだよお毒見仮面って」
ゴケ 「だったらその手はなんすか? カマナカさんの肩にかけているそのエロい手は。それこそスケベの証じゃんか」
川中 「げげっ、ホントだ。いつの間に!? なんかさっきから狭いなと思っていたら」
部長 「いや、(げふっ、げふっ)これは、その…そこに女性の肩があったから…」
ゴケ 「カマナカさん…もしかして酔っ払ってます? セクハラに耐えてるんだとばっかり思ってましたよ、俺は」


そこから話は【そんな夕子】な部長がいかにスケベかという方向に進み、部下にさんざん叩きのめされたのでした。おかげで帰る頃にはメロメロで、会計もおぼつかない。挙句の果てにはレジ横に置いあるお口直しのキャンディを何個もほおばりガリガリかじる。「さびしいよぅ」なんて言わずにマッスグおうちに帰っていれば、そんなことにならなかったのにね、部長どの。ちなみに、翌日話を聞いたら

「キノーノコトハ、アンマリオボエテイマセン」

予想はしてましたけどね(笑) だからゴケゴロシと新人君と川中の3人で詳細を教えてあげました。モチロン真っ赤になってました(爆)